面接で必ず言われたこと「せっかく看護師になったのに」

私が面接に行って100%聞かれたのは、「せっかく看護師になったのに、どうして辞めるんですか。」です。

前職を辞める理由は皆聞かれるとは思うのですが、どの面接官も、変り者を見るような目で見ていると感じました。

中には「看護師続ければいいじゃん。」と軽いノリで言ってくる面接官もいました。

看護師を辞めるなんてもったいないと言ってくる人に、看護師の国試の簡単さや給料の低さを教えてあげたいと思いました。

簡単に看護師を続ければと言ってくる人には看護師の仕事の辛さを教えてあげたいと思いました。

 

面接対策本によると、一般的には前職の愚痴を言うのはあまり印象が良くないらしく、もちろんマイナスの面はありつつも、目標がありプラスの転職をしたいとアピールする事が大事と書いてあります。

面接に慣れていない頃は、馬鹿正直に看護師のこういう所が嫌だ、自分に向いていないと思った、だから転職する、と話していたため、ただの愚痴になりがちでした。

面接に慣れてくると、面接官の一言に感情的になり過ぎず、ある程度取り繕うことを覚えました。

例えば、当初は

「もったいないから看護師続ければ良いのに」→「そうお考えになるのは分かりますが、○○○」

という、ついイラっとして否定的なやり取りだったのを、

「もったいないから看護師続ければ良いのに」→「ごもっともなご意見だと思います。看護師として働いていく中で私はこう感じ、今後はその経験を活かして○○○」

と、相手の意見を受容しつつ自分の転職の目的に重きを置いて話せるようになりました。

 

本音は看護師なんて一生やりたくないから職種変えるんだよ、ですが、

看護師はとてもやりがいがある仕事で、貴重な時間でした。そこで感じた課題や経験を活かして世の中に貢献できる人になりたい、というのが建前です。

ただ本音を隠して話すには前もって言葉を考えておき、自己暗示のようにしなければならず、私はそれに苦労しました。