責任者に退職させて下さいと伝えた時

私の勤めていた病院では、退職する場合は夏~秋の責任者との面談で相談し、次の春の年度末に一斉に退職する、という謎の習わしがありました。

私の退職は7月でしたが、主任が理解がある人だったので、あっさり辞めることが出来ました。

就業規則では、退職する者は遅くとも1カ月前までに部署の責任者に相談すること、とあったので、私が退職届を提出したのも1カ月でした。

 

退職届を提出する1カ月くらい前に、たまたま主任との目標面談がありました。

その頃は二次面接・最終面接に進むようになっていましたが、まだ内定は貰っていませんでした。

その時に話したことが印象に残っているのでお話しします。

 

 

私「元々看護師になりたかった訳では無かったので、別のことをやりたいと思って転職活動をしています。」

主任「今まで頑張ってきたのにもったいないよ!やっと看護師として一人前になろうとしているのに、、」

私「もったいないってよく言われるけど、実習は辛かったけど国試は簡単だったし、看護師の資格とるの自体そんなに大変じゃ無かったです。大学の受験勉強の方がよっぽど辛かったです、、」

主任「確かに、、私でも国試受かったもんな。。良い大学出てるのに、ここにいる方がもったいないね。まだ若いしね。」

 

私はこう言われた時、「あ、一刻も早くここから離れなければ」と思いました。

管理職に就いている人が、ここで働くのはもったいない、と思いながら仕事している場に自分は2年以上いたんだ、愕然としました。

そのように考えてしまうような環境で働きたくないと思いましたし、その環境で得られるものにどれだけの価値があるのかと疑問に感じ、さらに転職意欲が高まりました。

最終的に主任は背中を押してくれましたし、夏休み期間の欠員にも関わらず、不満な素振りは何一つ見せませんでした(少なくとも私の前では)。