転職先の企業の条件

以前の記事で転職で叶えたかったことは書きましたが、私がキャリアアドバイザーさんに提示していた勤務条件の希望はこちらです。

 

雇用形態:正社員

職種  :営業、企画、管理

業種  :インターネット、人材、メーカー

年収  :最低500万円以上

企業規模:大手、上場

休日  :土日祝休み

勤務地 :都内勤務かつ転勤無し

勤務体制:フレックス制かつリモートワーク可

 

ほとんどのキャリアアドバイザーさんは第二新卒で特に未経験職種への転職の場合、年収は今の年収から100万円くらい下がると考えておいてほしいと言われました。

「分かりました」と言いつつ内心は生活水準を下げたく無かったので、せめて現状維持かどんなに最悪のケースでも50万円しか下げないと決めていました。

でも、この条件を全て満たしていて私でも応募できる求人はいくつもあったので、頑張ればどこかしらには内定貰えるだろうと思っていました。

(あるキャリアアドバイザーさんは、こんなの無理ですという言わんばかりの口調で、全然希望に添ってない事務職を紹介してきて、これなら受かりますよとその日のうちに応募させようとしてきました。ノルマ達成とかあったのかもしれませんが、このエージェントは良い求人を出してくれないと思いその後連絡を取りませんでした。)

 

始めの2、3か月は条件に合った求人に応募は出来てもなかなか書類が通らなかったり一次面接で落ちたりが続き、希望年収下げようか、非上場企業も受けようかと迷いました。

しかし、妥協したら転職後早い段階で今と同じ状況に陥ると思い、この条件で面接を受け続け、無事に理想としていた企業に内定を貰えました。

転職サイト or 転職エージェント

転職サイトと転職エージェントの違いや一般的なメリット・デメリットは調べればたくさん出てくるので、私が実際に両方使ってみた感想を書きます。

 

◎転職サイト

私が登録していたのは

リクナビNEXTDODA、エン転職、女の転職type、ビズリーチマイナビ転職、AMBI

です。

主に使って応募したりしていたのはリクナビNEXTDODA、エン転職でした。この3つは特にサイトも見易く、求人検索や人事の方とのやり取りもスムーズにできました。リクナビNEXTはアプリも使っていました。

転職サイトを使って良かった点は、自分のペースで空いた時間を使って検索し応募できることです。また、直接人事の方とやり取りするので、面接のスケジュールを組むのもスムーズでした。

マイナス点は、日中仕事をしながらだと人事の方に返信するのが夜になるためタイムロスがあることです。

私はあまり干渉されるのが好きではなく、自分のペースで進められる方が気楽だったので、転職サイトの方が合っていると感じました。

最終的にはDODAで応募した企業に内定を貰い入社することになりました。

 

◎転職エージェント

私が面談したのは

リクルートエージェント、ワークポート、アイデムスマートエージェント、マイナビジョブズ20、typet転職エージェント、マイナビ看護師

です。

正直な感想で言うと、リクルートエージェントはさすが最大手だけあって面談の質、アドバイスの質、紹介してもらえる求人の量と質、マイページの使い勝手ともにトップでした。

とは言ってもどのキャリアアドバイザーが担当になるかは選べず巡り合わせのようなもので、私は特にリクルートのアドバイザーさんとの相性が良かったのだと思います。

転職活動を始めた頃は右も左も分からない状態だったので、キャリアアドバイザーさんに全てお任せしてやっていました。履歴書と職務経歴書の添削もやって頂き、見違えるほど立派な書類が出来上がりました。

希望の条件に合った求人をメールで送ってくれるので、気になるものがあれば応募してもらい、書類選考通過すれば面接の日程を組んでもらう、という形で何件か面接に行きました。

面接に慣れておらず失敗続きでしたが、フィードバックを貰えるので、次に活かすことができました。また、企業ごとに面接対策もやって頂けるので、面接初心者にとってはとても有難かったです。

転職活動に慣れてくるとキャリアアドバイザーさんに一から十まで報告するというのが面倒くさくなってきたことや、自分で自由に動けないと感じることもあったため、私は途中から転職サイトも使って自分一人で積極的に活動していました。私はこの点をマイナスに感じましたが、合っている人にはとても良いと思います。

 

両方使い込んでみて思ったのは、両方使って良かった、です。

キャリアアドバイザーさんは自分より転職市場について圧倒的に詳しいので、的確なアドバイスを貰えますし、自分の良いところも悪いところも客観的に見てくれるので、自分一人で転職活動をやったとしたら上手くいっていなかったと思います。

ただ向こうも一応営業なのでノルマもありますし、本当にこの人の言っていることを信じ切って良いのか、という見極めも必要かと思います。その為にもいくつかのエージェントの面談に行ってみて良かったと思います。

転職して叶えたかったこと

私は大学病院で看護師をしていましたが、そこで感じた不満を解消し、自分が理想としていた大人に近付くため転職することを決めました。

私は転職活動ノートを作り、一番初めのページに「目指す自分の姿」を書きました。

転職して叶えたいことは、その職場で感じていた不満が解消された状態、裏返しの状態と考えることが出来るため、下記のように書きました。カッコの部分が不満です。

 

◎自分の仕事についてイキイキと話せる。

(⇔同期と飲んでると愚痴しか出て来ず、家族や恋人に仕事の話をしようとすら思わない。)

◎月曜日が憂鬱じゃない。

(⇔毎週休日明けは仕事に行くのが憂鬱過ぎる。寝つきが悪くなるほど。)

◎裁量を持って働く。

(⇔決められたことを決められた時間にやらなければいけないのが窮屈すぎる。)

◎休みを自由にコントロールできる。

(⇔休み希望は申請し辛い雰囲気でできない。また一日単位でチームで仕事に取り組むため自分で仕事を調整して有休をとるなどできない。)

◎尊敬できる上司、憧れる先輩がいる。

(⇔そもそも自分が看護師に憧れを抱いていない為いない。漠然とすごいなとは思ってもこうなりたいとは思わない。)

◎同僚から刺激を受ける。

(⇔上と同じく自分に看護師としてのモチベーションが無いためいない。仕事をしていく上でのライバルであり良き理解者に出会えるのが理想。)

◎常に仕事の勉強をしている。

(⇔1年目の頃は仕事に関する勉強をしていたがモチベーションが無くほとんど勉強していない。)

◎給料が見合っていると感じる。

(⇔看護師の給料は身を削っている割に安い。)

◎仕事をしていて楽しいと思える。

(⇔ルーチンワーク過ぎて合わなかった。また、今やっていることが自分の将来のためになっていると思えず、周りの人から刺激を受ける環境でもない。)

◎出退勤や仕事場所を選んで働ける。

(⇔制限が多すぎる。無駄な前残業・残業が多い。働き方って、本来自分で選べて当たり前だよなと思う。)

◎成果が評価される。

(⇔経験年数で給料が同じなのでやればやるほど損する。)

 

他にもいくつかありますが省略しています。

これら全てが転職して十分に叶うとは思っていません。ただ頭で考えるだけでなく紙に書くことでより自分が目差すところが見やすくなったと感じました。

またマイナスになりがちな転職活動中のモチベーション維持の助けになると思います。

またこういう内容を聞いてくるキャリアアドバイザーさんもいたので、初めの段階で伝えられるようにしておくと面談がスムーズだと思います。

転職活動開始

私が転職活動を本格的に始めたのは看護師2年目の3月の始めでした。

それ以前にも転職サイトに登録して求人を検索したりしていましたが、実際に求人に応募したり、転職エージェントのキャリアアドバイザーさんとの本格的な面談を始めたのはその頃でした。

 

転職サイトと転職エージェント、それぞれメリットとデメリットがあり、ひとそれぞれどちらが合うか性格によると思います。(詳しくは今後別の記事で書こうと思います。)

私が利用した転職エージェントは面談に行っただけのところも合わせれば5つあります。

転職サイトは気付けば10個ほど登録していましたが、よく利用していたのは4つか5つでした。

私は両方使っていましたが、最終的には転職サイトで自分で応募~内定まで管理していた企業に入社することに決まりました。

 

看護師の就活はとてもライトなので、就活戦争も経験しておらず、転職活動を始めるといっても何から調べて応募すれば良いのかという感じだったので、初めの頃は転職エージェントのキャリアアドバイザーさんにアドバイスを貰っていました。

キャリアアドバイザーさんは、転職活動の進め方から面接対策まで、手取り足取りやって頂けるので、まともな就活の経験がない私にとってはとても心強かったです。

また、私がお会いしたキャリアアドバイザーさんがとても優秀な方で、自分の中で整理しきれない部分を少しお話ししただけで言語化して頂けることもあり、自分が転職して目差す姿というものを具体的にイメージできました。

しかし、同時に転職の厳しさや自分の市場価値の低さを痛感しました。

第二新卒といっても一般企業での就業経験が無いため全くの未経験となってしまい、書類が通過しないかも、と言われました。

希望の年収を下げたり職種を変えればいくらでもあるのかもしれませんが、妥協すると転職する意味が無いと思ったため、希望条件を変えることはしませんでした。

私が転職して叶えたかった事について次の記事で書きます。

😊自己紹介😊

初めまして。

このブログは、元看護師の私が一般企業に転職するにあたり、苦労した経験や思ったことについて残したく開設しました。

簡単に自己紹介と転職に至った経緯を書きます。

私は大阪大学看護学を専攻し、卒業後は看護師になりました。

なぜ看護学専攻かというと、有名国立大学に行く前提で、手に職がつき現役合格できる学科を考えた結果が看護だったからです。また、出身地からの近さを考慮し、旧帝大の中で最も近かった阪大を選びました。

新卒で大学病院に入職しましたが、2年4カ月勤務したところで退職しました。

元々看護師に憧れていたわけではありませんが、実習が忙しく就活どころではなかったということ、実習や国試の苦労が無駄になるのが勿体無いという思い、親に心配をかけたくないという思いから看護師になりました。

しかし実際に働いてみても看護師を続ける気にはなれず、一般に第二新卒と言われる社会人3年目までに一般企業に転職することに決めました。

転職活動を進めるにあたり、ネットで情報収集を試みたのですが、看護師を辞め一般企業に転職するケースの情報が皆無に等しく困りました。(産業保健師など看護師免許が必要なものを除きます。)

周りの看護師はほとんどが看護師を辞めたいと言っている割に、看護師は転職しても看護師になるのが当たり前になっていることにも疑問を感じました。

看護師を辞めて別の職種に挑戦したい方に少しでも情報共有できればと思っています。

拙い文章で読みづらい部分も多々あると思いますが、お付き合い宜しくお願い致します。